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NY為替概況 ドル円もユーロドルも上値重い 中国の緩和に反応限定的

配信日時
2016年3月1日(火)06:36:00
掲載日時
2016年3月1日(火)06:46:00

【ドル円もユーロドルも上値重い 中国の緩和に反応限定的】

きょうのNY市場、ドル円もユーロドルも上値の重い展開となった。

この日発表になったシカゴPMIは47.6と予想を下回り再び景気判断の分岐点となっている50を下回った。前回は予想外の強さを見せ安心感も出ていたが、やはり米製造業のセンチメントの弱さが続いていることが確認される内容となっている。

G20では「金融・財政、構造政策などあらゆる手段を使うことで合意」「通貨安競争を回避することでも一致した」としている。市場の反応はいまひとつだが、各国の事情を考慮すれば、限界のラインではなかったかとも思われる。ただ、市場の反応は鈍い。先週末にG20への期待が盛り上がっていた節もあり、イベント通過による調整が出たといったところかもしれない。きょうは月末ということもあるだろう。

週明けのドル円は戻り売りが強まっており、シカゴPMIが発表になった直後は112.65近辺まで下落する場面も見られた。

中国人民銀行が預金準備率を明日から0.5%引き下げると発表していた。先週末のG20での「あらゆる手段を使う」との声明に早速沿った行動となっている。中国人民銀行の金融緩和策は、市場にとってもポジティブな話ではあるが、その一方で人民元の下押し圧力を招くほか、企業が銀行から資金を借りやすくなることから、ゾンビ企業の延命にもつながり、逆に構造改革を阻害するとの批判も出ている。中国の金融緩和策の動きを手放しでは喜べない状況もあるようだ。

ロンドン時間になったユーロ圏の消費者物価(HICP)をきっかけにユーロは売りが強まっている。ユーロドルはNY時間に一時1.0860近辺まで下落。今月は完全に上に往って来いの展開となっており、明日以降、強いサポートとなっている1.0800を試すか注目される。

きょうのインフレ指標はユーロ圏のデフレ圧力が強まっていることを示しており、市場ではECBの追加緩和への期待が強い。G20では金融緩和のみに頼る経済政策に批判的な姿勢も見せていたが、市場の追加緩和への期待感は根強いようだ。

ポンドは特に材料はなかったが、月末ということもあり、ロンドン・フィキシングにかけ実需買いが優勢となった。ポンド円はロンドン時間の156円台前半から157円台に戻している。

今月のポンド円のレンジは20円を超えており、リーマンショック時以来の大幅なレンジとなった。なかなか底値が見えない中、6月の英国民投票までポンド安は続くと見られており、150円を視野に入れそうな気配も出ている。

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