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NY市場概況 EU首脳会議受けてポンド買い

配信日時
2016年2月20日(土)06:58:00
掲載日時
2016年2月20日(土)07:08:00

日本時間午後10時半に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、一時ドル買いが優勢となった。ドル円が113円台を回復などの動きが見られたが、この動きは続かず、その後112円台前半まで下落。フロリダ州で講演を行ったメスター・クリーブランド連銀総裁(今年のFOMCでの投票権あり)が市場のボラティリティや原油安が見通しにリスクもたらすという旨の発言があり、ドル売りが入った面も。もっとも同総裁はマイナス金利に否定的、FRBの姿勢は緩やかな利上げという立場も強調しており、全般としてはそれほどドル売りという材料ではない。CPI後の高値がロンドン朝と同水準で抑えられたこと、NY原油が時給バランスの乱れへの懸念を払拭しきれず値を落としたことなどがドル売りにつながりやすい地合いをよび、週末前のポジション調整もあってドル売りが広がったものと見られた。
ドルは対円だけでなく、対ユーロやポンドといった主要通貨、豪ドル、カナダドルといった資源国通貨に対しても売られている。
ポンドに関しては昨日から開かれているEU首脳会合をにらんだ動きも。EUオフィシャルからの発言として、英国のEU残留にからんだ提案について夕食会が良い機会になるとの認識を示すなど、残留への前向きな話が出てきたことでポンド買いが入った。さらに夕方になってリトアニア大統領が英国提案の合意をツイート。公式発表はまだでなかったが、その後トゥスクEU大統領が全会一致での提案支持をツイートしたことで、ポンドはもう一段買いが入った。

◆ラガルドIMF専務理事二期目へ
IMFのラガルド専務理事が正式に再任を決めた。任期は5年間。再任決定を受けての会見で中国経済について言及するなど、新興国リスクへの関心が感じられた。

◆石油稼動リグ数減少
先週に続いて米国・カナダでの石油リグ(掘削装置)の稼動数が減少。需給バランスの調整に役立つと、NY原油が安値から少し買い戻される展開となった。前日の週間原油在庫統計で、米国内の原油在庫が1930年来の高水準まで積みあがったこともあり、朝から売りが強まって29ドルちょうど近くまで下落。その後ポジション調整に30ドル台を回復も続かず、再び29ドル台前半まで売り込まれたものの、稼動リグ数減少でやや買い戻しという展開に。原油下落リスクの後退で、引けにかけてドル円などが安値から買戻された動きにもつながる材料となった。

(Klugチーフストラテジスト山岡和雅)

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