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NY為替概況 先行き不透明感からのドル安・円高が続く 一時介入の噂も飛び交う

配信日時
2016年2月12日(金)06:38:00
掲載日時
2016年2月12日(金)06:48:00

【先行き不透明感からのドル安・円高が続く 一時介入の噂も飛び交う】

きょうのNY市場も世界経済の先行き不透明感が続いており、為替市場はドル売りの流れが続いている。

きょうもイエレンFRB議長の上院での証言が行われたが、質疑応答で「ドル高は予想されたが、その度合いは想定外。金融市場の混乱がどのように経済に影響するか再評価する」と述べていた。また、「12月のFOMC以降いろいろな動きがあったが、利下げの可能性が高まるような見通しの変化はない」とも述べている。慎重姿勢は強調しているものの、利上げの旗は降ろしていない。

更に「市場混乱の背景にFRBの政策があるとは思わず。原油安は全体として米経済にプラス。ドル高は米国の強さを示すものだ」とも言及し、12月の利上げの正当性も強調していた。

株安、原油安の中、動きが目立ったのがドル円で、ドル安に円高の動きも加わり、ロンドン時間には一時110円台まで急落する場面も見られている。

その後、NY時間の早朝に113円台まで急速に戻したことから、市場では日本政府による介入の噂が飛び交った。ただ、介入にしては取引量が少ないとの指摘もあり、これについては噂の域を出ない。日銀のレートチェックくらいはあったかもしれない。

ドル円は2月に入ってから下げの日々が続いており、ローソク足はすべて陰線となっている。この2週間弱で9%近く下落し、移動平均からの下方乖離も拡大の一途を辿っている。急ピッチな下げにさすがに下げ過ぎ感は否めない。

きっかけがあれば買い戻しも入りそうな雰囲気もあるが、今のところは見当たらない。描けるシナリオとしては、110円辺りで下げ一服となるものの、さほどリバウンドできずに安値圏で揉み合う。そして、しばらくして再度下値を試すといったくらいかもしれない。OPECの減産でも決まれば別かもしれないが。

ユーロドルは一時1.13台後半まで上昇し、着々と1.15の上値目標に近づいている。前日は大きく下落する場面も見られたが、ローソク足は下ヒゲをつける形で戻しており、よい調整となったようだ。

ただ、ECBも3月の理事会では追加緩和が見込まれており、マイナス金利や資産購入の拡大などが見込まれている。ECBも今回のユーロ高は看過できないであろう。思い切った内容となる可能性もあり、ユーロにとってはリスクとして意識されよう。

ただ、目下の関心はFRBが年内に追加利上げをできるかどうかに集中しており、ドル安が進行。英中銀も同様でポンド安も進んでおり、円と伴に両通貨の受け皿となっているようだ。

(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

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