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NY為替概況 中国への懸念でドル売り優勢も円安でドル円は水準維持

配信日時
2016年2月2日(火)06:36:00
掲載日時
2016年2月2日(火)06:46:00

【中国への懸念でドル売り優勢も円安でドル円は水準維持】

きょうのNY市場はドル売りが優勢となった。この日発表の中国PMIが景気減速を確認する内容となったことで、市場はネガティブに反応。

中国経済への不透明感が依然として根強い中、米3月利上げへの期待は後退しており、FF金利先物市場では3月利上げの確率が20%以下まで低下している。

この日はフィッシャーFRB副議長の講演が伝わっていたが、世界経済の影響を見極めたい姿勢を示しており、3月のFOMCについては不透明との見解も示していた。

ドル円は121.00付近での推移が続いた。この日発表のISM指数が予想を下回ったことで、ドル売りが強まり一時120.70付近まで下落する場面も見られた。ただ、それ以上は下押す動きまでは見られていない。

ドルは上値が重かったが、円も軟調で相殺しあっていた格好。日銀による突如のマイナス金利発表で、ファンド勢の円ロングの巻き返しが出ているものと思われる。

先週、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉では、円ロングのポジションは差し引きで5万枚まで増加していた。ただし、上記のデータは1月26日時点のもので、FOMCも日銀も通過していない。ファンド勢がリスク回避を狙って、円ロングのポジションを大量に取り始めていたものの、日銀が予想外のマイナス金利を打ち出してきたことで、さすがに円ロングを切らざるを得なくなっているのかもしれない。

マイナス金利の場合、まだ拡大余地があることから、円ロングを手掛けにくい面もあるものと思われる。リスク回避が再開するようであればそうも行かないだろうが、いまのところそれも一服してきている。

一方、ユーロドルは1.09台まで上昇。ECBも3月には追加緩和が期待されており、ドラギ総裁もきょうの議会証言でその可能性を示唆していた。ただ、ある程度、織り込んでいる節もあり、ユーロのショートも積み上がっている。むしろ、市場の赴きは米3月利上げ期待の後退のほうにあるようで、ユーロはショートカバーが強まっているようだ。

(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

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