【きょうは腰の入った動き続く 豪ドル円は直近安値から300ポイント戻す動き】
NY時間の午後になって、市場は買戻しの動きが続いている。前日まではリスク回避への警戒から、上昇して始まっても、維持できずに失速する動きが相次いでいた。しかし、きょうは腰の入った動きが続いており、相場反転が続いている。
中国経済や中東情勢に改善の兆しは何も見当たらないが、きょうはECB理事会後の会見でドラギ総裁が3月の理事会で追加緩和の可能性を示唆したことや、在庫増にもかかわらず、原油にショートカバーが強まっていることなどがフォローとなっている模様。
今年に入ってからの急速な下落で、さすがに値ごろ感も出てきており、買戻しが入ってもおかしくはないタイミングではある。
ドル円は10日線がきている117.40水準を突破し、117円台後半まで上昇。この勢いで更に上の21日線まで回復できるかが注目となる。
加ドルや豪ドルなど資源国通貨も買い戻しが強まっており、豪ドル円は82円台回復と、前日付けた直近安値から300ポイント戻す動きが見られている。
ただ、懸念が払拭されたわけではなく、あくまで自律反発の域は抜けない。
USD/JPY 117.65 EUR/JPY 127.57
GBP/JPY 167.07 AUD/JPY 82.24