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今週のまとめ1月11日から1月15日の週

配信日時
2016年1月16日(土)08:00:00
掲載日時
2016年1月16日(土)08:10:00

11日からの週は、年明けの週に引き続き神経質な展開だった。人民元安については当局の介入で食い止められており、上海株も神経質ではあるが売り一辺倒の動きは収束してきている。しかし、原油相場が不安定で、NY原油と北海原油は一時30ドル割れ。株式市場はボラタイルな値動きとなり、日替わりで急落と急反発を繰り返した。米金融当局者の発言が多かったが、いずれもデータ不足として3月利上げに対する確信は持てていなかった。為替市場では、リスク回避局面では円高・ユーロ高に対して、ポンド安・資源国通貨安の反応がみられた。それが一服すると、巻き返しが入るパターンだった。ドル円は116円台に下落。ユーロドルは1.09を挟んで約200ポイントでの振幅。ポンドドルは1.45割れから1.43台まで、豪ドル/ドルは0.70を挟んだ上下動。


(11日)
東京市場は「成人の日」のため休場。
ロンドン市場は、リスク回避の巻き戻しで円売りとユーロ売りが優勢。アジアタイムは先週末のリスク回避ムードを受けて、ドル円が116.70近辺まで下落。クロス円も下げた。しかし、すぐに巻き戻しの動きとなり、欧州タイムでも継続。ドル円は117.92近辺まで反発。ユーロは値を落とし、ポンドや加ドルなどは買われた。上海株は5%超の下落で終了、アジア株全般に下落したが、欧州株は小安く始まったあとに反発に転じており、投資家心理の改善につながっている。
NY市場は、リスク回避は一服だが、依然として警戒感は根強い。中国人民銀行は人民元の設定を引き上げていたものの、上海株は下落。原油も一時30ドル台まで下落。依然として不安定な動きがある中、円高への警戒感は払拭できずドル円も上値には依然として慎重といった雰囲気だった。一方、ユーロドルは戻り売りが優勢となり、10日線付近まで値を落とした。

(12日)
東京市場は、原油安と株安が進行し、ドル円の118円台は重かった。序盤は円売りが優勢。人民元基準値が前日とほぼ同水準に落ち着き好感された。ドル円は一時118.03レベルまで上昇も、滞空時間は短かった。日経平均の下げ幅が拡大、円買い圧力がみられた。117.41レベルまで反落。クロス円も同様に振幅した。NY原油先物が再び30ドル台へと下落、日経平均は一時500円超安に。人民銀がオフショア人民元を買い支え。ただ、その副作用として香港での人民元短期金利が急上昇する弊害がでた。市場の混乱が続いている。
ロンドン市場は、弱い英経済指標を受けてポンドは売られ、その他通貨は上下動の展開。11月の英鉱工業生産指数と製造業生産指数は前月比でともに予想外のマイナスとなり、前年比は予想下振れ。原油安を背景にポンドは弱含みで推移していたが数字を受けて一段安、対ドルでは数字前の1.4520台から1.4415近辺と2010年6月以来の安値を更新した。ユーロドルは朝方の上昇から伸び悩み、資源国通貨は売り先行から買い戻しの動きとなった。
NY市場は、一服はしているものの警戒感は根強く、ドル円の上値は重い。ドル買いが優勢となり、一時118円台に上昇する場面も見られたが、きょうも118円台の水準は強い上値抵抗となっていた。終盤に原油が30ドルを割り込んだことをきっかけに、117.40付近まで下落。ユーロドルは1.08台前半まで一時下落。ドル買いの動きが優勢でユーロドルは一時1.0820近辺まで下落する場面も見られた。人民元の買い支えをめぐる短期金利の急騰も気掛かりに。ただ、米株は上昇しており、リスク回避の動きは一服。

(13日)
東京市場は、ドル円が118円台に乗せるなど円売りが広がった。日経平均が上昇して始まり、12月の中国貿易統計が予想よりも改善したことで、アジア株も総じて上昇した。ドル円は118.36レベルまで買われ、前日高値を上回った。その他主要通貨でもリスク回避の巻き返しの動き。ユーロは対円以外の各主要通貨に対して下落。ユーロドルは一時1.0811レベルと前日安値を下回った。
ロンドン市場で、ドル円は堅調に推移した。中国市場の過度な動揺が収まったとの見方から昨日の欧米株は上昇、本日の日本株高に加えて欧州株も大きく続伸しており、ドル円は118.38近辺まで上値を伸ばした。リスク選好的な流れを受けてユーロは軟調、原油価格は安値から反発していることもあり豪ドルや加ドルはしっかりの展開だった。中国人民銀行は為替介入を断続的に行っているようで、人民元安は一服。急騰していた香港市場の人民元短期金利は本日は急低下した。
NY市場は、ドル売りが優勢。ドル円は再び117円台に値を落とした。米週間石油在庫統計をきっかけに、NY原油が再び30ドル台前半まで下げたことで、米株が大幅安となり、米債利回りが低下、ドルは次第に上値が重くなった。ユーロドルは買い戻しが優勢となり1.08台後半まで戻した。中国動向についても警戒感が残っている。市場の混乱は一服したが、中国経済に対する不信感は何も払拭されおらず、米利上げが想定以上にできないといったリスクも想定される。

(14日)
東京市場は、日本株が大幅安となり円高圧力が先行も、午後には戻す動きだった。前日の米株の大幅安を受けて日経平均が急落、一時1万7千円の大台を割り込んだ。機械受注統計が弱かったことも悪材料だった。ドル円は117.30近辺まで下落する。ただ、取引終盤に日経平均が下げ幅を縮小すると117.65-70レベルに反発。早朝の水準に戻した。クロス円も同様の振幅。
ロンドン市場は、欧州株の下落とともに円とユーロが買われた。インドネシアやトルコでテロ事件が発生。また、人民元が下落しており、投資家心理を悪化させている。排ガス規制問題に関する報道で仏ルノー株は一時20%超の急落で欧州株価指数全体を押し下げた面も。ドル円は序盤に118.18近辺まで上昇したが、欧州株が大幅安となるなかで再び売られている。ユーロも買われている。ポンドは英中銀金融政策委員会の結果発表を前に全面安だったが、政策据え置きなどの結果が公表されると買戻しが入った。
NY市場は、ドル買いが優勢となりドル円は118円台に再び乗せた。序盤はロンドン市場での円買いの流れを受けて117.40台まで下落。しかし、NY原油が反発したことを好感して米株が上昇、リスク警戒感が後退した。市場では原油高となる材料にかけていたことから、自律反発とみられていた。ドル円は118.35-40レベルでは上値を押さえられたが、118円台は維持した。ユーロドルは1.09台から1.08台半ばに値を落とす動き。ECB理事会議事録では、QE拡大やマイナス金利拡大について議論されたことも判明した。

(15日)
東京市場は、株高・円安で始まるも次第にムードが低下した。ドル円は118円台に再び乗せて取引を開始したが、日経平均が序盤の300円高から次第に上げ幅を縮小する動きに118円を割り込んだ。午後には日経平均が下げに転じる場面もあり、株高・円安の動きは後退。ドル円は117.60近辺に反落。ユーロ高・豪ドル安といったリスク回避パターンの値動きも観測された。
ロンドン市場は原油価格の一段安でリスク回避色が強まった。NY原油先物は12日に一時30ドルを割り込んだが、本日は一段安で29.39ドルと期近物としては2003年11月以来の安値を付けた。昨日からの下落率は5%超に達した。年始から注目される中国動向では、人民元が下落、上海株は約13ヶ月ぶりの安値で終えるなど不安定な動きが続き、投資家心理を冷やしている。上海株は昨年12月の高値から2割の下落となり、弱気相場入りとなった。
NY市場はリスク回避の雰囲気が強まり、為替市場はドル売り・円高の動きが優勢となった。中国経済への不透明感が根強く、きょうも中国株が大幅安となった。イランの制裁解除が接近する中、原油が30ドルをブレイクしており、米株式市場でダウ平均は一時500ドル超急落していた。この日発表の米経済指標が弱い内容となったこともあり、米利上げが期待ほどはできないのではとの観測も強まりつつあるようだ。この日も米地区連銀総裁の発言が幾つか伝わっていたが、慎重な発言も出ており、リスク回避の強まりに為替市場はドル売り優勢での反応となっている。ドル円は一時116.50近辺まで下落。

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