FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

NY為替概況 強い米雇用統計後の動き続かず地合いの弱さ印象付ける

配信日時
2016年1月9日(土)06:36:00
掲載日時
2016年1月9日(土)06:46:00

【強い米雇用統計後の動き続かず地合いの弱さ印象付ける】

きょうのNY市場、この日は米雇用統計が発表になり予想を大きく上回る強い内容となった。

非農業部門雇用者数(NFP)は29.2万人増と予想(20万人増)を遥かに上回っており、労働参加率も上昇した。失業率は5.0%、注目の平均時給は前月比0%と緩かったものの、3月の米利上げ期待を十分に裏付ける内容ではある。しかし、市場のポジティブな反応は一時的で、ドル高は続かなかった。

市場にとって堅調な雇用は、もはや織り込み済みで、関心は中国経済や中東情勢に集中しているものと思われる。きょうの中国市場は落ち着きを取り戻したものの、市場の警戒感が払拭されることはなく、地合いの弱さを印象付ける動きをしている。

ドル円は米雇用統計発表直後は118.75付近まで上昇したものの、米株の失速とともに、117円台半ばに伸び悩んでいる。120円を再び目指そうという機運はなく、依然として8月安値の116.30付近を視野に入れた動きが続いている。

一方、ユーロドルも米雇用統計発表直後に1.0800近辺まで売られる場面が見られたが、1.08を割り込まずに反転している。1.0800は重要な水準となっており、この水準を維持したことは心強く、リバウンドの流れを失っていない。

ECBの追加緩和拡大への期待感は依然として根強く、今月からアリルランド中銀の新総裁に就任したレーン総裁も指標がその必要性を示せば、追加緩和が必要になる可能性を示していた。一方、FRBの方は、この日の強い米雇用統計で、市場は3月利上げの可能性を高めており、欧米間の金融政策の格差拡大期待は強まったと言えよう。

しかし、市場の関心は中国や中東情勢に集中しており、状況次第では米利上げ期待が大きく後退する可能性をリスクシナリオとして描いているようだ。

(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

過去記事カレンダー

2016年1月2月3月4月5月6月7月8月9月   
2015年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ

URL変更のお知らせ

KlugFXのURLはhttp://klug-fx.jpへ変更となります。お気に入りやブックマークなどに登録されているご利用者さまは、お手数ですが下記の新URLへの変更をお願いいたします。

http://klug-fx.jp